無料で使えるシステムトレードフレームワーク「Jiji」 をリリースしました!

・OANDA Trade APIを利用した、オープンソースのシステムトレードフレームワークです。
・自分だけの取引アルゴリズムで、誰でも、いますぐ、かんたんに、自動取引を開始できます。

Generator

Generatorを使うと、内部イテレータ(Array#eachみたいな、渡されたブロックに対して要素を1つづつコールバックするタイプのイテレータ)を外部イテレータ(Java見たいな、hasNext,nextで要素を取り出すイテレータ)に変換できます。

array = ["1", "2", "3"]

# 内部イテレータで要素を列挙
array.each {|i| puts i }

# generatorで外部イテレータに変換して要素を列挙
puts "---"
g = Generator.new( array )
while g.next?
  puts g.next 
end

実行結果です。

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---
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で、気になるのは性能。ドキュメントには「実装に callcc を使っているので遅いです。」と書かれているのですが、実際のところどうなのか、簡単に計測してみました。

require 'generator'
require 'benchmark'

array = [].fill(1, 0..10000)

Benchmark.bm(13) {|x|
  x.report("each : ") {
    array.each {|i| 
    } 
  }
  x.report("generator : ") { 
    g = Generator.new( array )
    while g.next?
      g.next
    end
  }
}

実行結果です。

                   user     system      total        real
each :         0.010000   0.000000   0.010000 (  0.009000)
generator :    6.158000   0.030000   6.188000 (  6.301000)

うーん、かなり違うな。