Maven Proxy のインストール
Maven Proxy をインストールしました。
Maven Proxyとは
mavenからのplugin取得リクエストに応じてjarを代理で取得するプロキシサーバーです。以下の機能を持ちます。
- プロキシ機能: クライアントからの問い合わせを受け、上位サーバーから代理でplugin jarを取得し返します。
- キャッシュ機能: 上位サーバーから取得したplugin jarをキャッシュし、再利用します。
多数のユーザーがmavenを利用するような場合、プロキシを用意しておくと
という点でよいですね、という感じです。
インストール手順
今回はstand alone版ではなくwarで配布されているモノをTomcatに配備して利用しました。インストール手順の概要は次の通りです。
- javaのダウンロードとインストール
- tomcatのダウンロードとインストール
- Maven Proxyのダウンロード
- tomcatへの配備
- 設定ファイル(maven-proxy.properties)の編集
- web.xmlの編集
- tomcatの起動
詳細は以下。
3.Maven Proxyのダウンロード
maven proxyのダウンロードページから「maven-proxy-webapp-0.2.zip」をダウンロードして解凍。
5.設定ファイル(maven-proxy.properties)の編集
maven-proxyのサイトから設定ファイルのひな形「maven-proxy-0.2.properties」をダウンロードして適当な場所に「maven-proxy.properties」の名前で保存し、編集します。
今回は以下の設定を修正しました。設定ファイル内のコメントでいろいろ書かれているのでそちらも参照ください。
# ローカルのjarファイル置き場をフルパスで指定 repo.local.store=/srv/maven-local-repository # ホスト名/ポートをプロキシサーバーのものに修正。 serverName=http://xxx.co.jp:8080 # プロキシ設定 proxy.list=one proxy.one.host=<プロキシホスト> proxy.one.port=<プロキシポート> # リモートリポジトリの設定 repo.list=central,seasar2 repo.central.url=http://repo1.maven.org/maven2/ repo.central.proxy=one repo.central.hardfail=false repo.central.cache.period=3600 repo.central.cache.failures=true repo.seasar2.url=http://maven.seasar.org/maven2 repo.seasar2.proxy=one repo.seasar2.hardfail=true repo.seasar2.cache.period=3600 repo.seasar2.cache.failures=true
6.web.xmlの編集
「
- 「WEB-INF/web.xml」はwarの中に含まれているため、一度tomcatを起動すると作成される「
/webapps/maven-proxy-webapp」フォルダに含まれるモノを編集しました。 - 本当はwar内のファイルを編集した方がいいんだろうけど・・。とりあえずスルー。
- また、基底となるディレクトリがどこかよくわからなかったので、フルパスで設定してやりました。
<context-param> <param-name>maven-proxy.properties</param-name> <!-- ★↓の行を編集。 --> <param-value>/opt/tomcat/webapps/maven-proxy-webapp/maven-proxy.properties</param-value> <description>Controls where maven-proxy grabs its properties from</description> </context-param>