2008-03-13 RAID 情報セキュリティ おなじみの、ディスクの高速アクセス/可用性向上技術。 RAID 0 複数のディスクにデータを分散して書き込む ○データアクセスの高速化が可能 ×データの可用性は向上しない RAID 1 複数のディスクにデータを2重に書き込む ○データの可用性向上 ×データの入出力は遅くなる。 ×保存可能なデータサイズが全ディスクサイズの50%と少ない。 RAID 2 ビット単位でECCを算出し、元のデータとともに、複数のディスクにまたがって記録する。 ×ECCのサイズが大きくディスク容量が必要。 ×ECCの計算がパリティよりも重い。 RAID 3 ビット/バイト単位でパリティを算出し、専用パリティドライブに書き込む。 ×パリティディスクが死ぬとデータの破損を検知/修復できなくなる。 ×専用パリティドライブがボトルネックになりやすい。 RAID 4 RAID3をブロック単位で行う。 ○3よりはIOにかかる負荷が少ない ×パリティディスクが死ぬとデータの破損を検知/修復できなくなる。 ×専用パリティドライブがボトルネックになりやすい。 RAID 5 複数のディスクにデータとパリティを分散して書き込む。 ○読み込みの高速化/可用性向上のどちらも実現できる。(ただし書き込みは遅い) ×RAID 5を構成しているドライブの内2つ以上が同時に故障すると回復できない。 RAID 6 RAID 5 に別の方式で算出したパリティを追加したもの ○RAID 5よりさらに可用性が高い。同時に2台故障しても回復可能。 ×書き込みはさらに遅い さらに、こんなのもあるらしい。 RAID 10 RAID0とRAID1の組み合わせ。RAID 0でストライピングされたディスクアレイを、RAID 1でミラーリングする。 ○高速化と可用性向上の両方が可能。 ×必要なディスク数が多い。最低4台以上。 ×保存可能なデータサイズが全ディスクサイズの50%と少ない。(RAID 1と同じ) RAID 50 RAID0とRAID5の組み合わせ。RAID 5 のデータとパリティを、RAID 0でストライピングする。 ○高速化と可用性向上の両方が可能。 ×必要なディスク数が多い。最低6台以上。 参考:@IT - RAIDの基礎知識